朱鞠内湖でヒグマ対応訓練と朱鞠内湖湖水開き(慰霊祭・安全祈願祭)を実施
ヒグマ出没を想定した対応訓練
幌加内町の主催により、朱鞠内湖で釣り人が襲撃された事故からちょうど1年となる5月14日(火)に、今後同じような事故を起こさぬよう、ヒグマ出没を想定した対応訓練が実施されました。
訓練は朱鞠内湖畔キャンプ場第2サイトに人を見ても逃げないヒグマの出没を想定し、町や士別警察署、漁協、シュマリナイ湖ワールドセンター等の関係機関の役割や連携を確認しました。
漁協管理棟で関係者にて黙とう及び訓練の概要を説明。
今回は昨年緊急時にドローンを活用する協定を結んだ測量会社ネクシス光洋さんの協力によりドローンを飛ばして個体(クマに扮したスタッフ)を捜索します。
ドローンは2台用意。
うち1台はスピーカーを搭載しており、警戒音や避難指示を出すことができます。
ドローンから送られてくる映像をモニターで確認。
居場所を確認後、警察やハンター(に扮したスタッフ)が現場に向かいます。
訓練の最後、士別警察署長からは「ドローンの活用は有効、速やかに避難させられるかが課題である」ことなどが話されました。
緊急時に迅速かつ効果的に対応できる仕組みを構築するため、訓練とフィードバックを継続的に行っていきたいと考えています。
朱鞠内湖湖水開き(慰霊祭・安全祈願祭)
訓練終了後、湖畔展望台にて朱鞠内湖湖水開き(慰霊祭・安全祈願祭)が開かれました。
慰霊祭は湖の建設工事で亡くなった作業員を悼む殉職者慰霊塔前で住職が読経して犠牲者や水難事故者に焼香しました。
安全祈願祭は、幌加内神社宮司が神事を行い、参加者が玉串をささげ、観光シーズンの安全を祈りました。